四国地域

四国全県にまたがるプロジェクト

平成20年度より四国4県の大学がプログラムに参加することになり、留学生確保、教育、就職支援の全てのステージで連携を図りながらプログラムを推し進めています。四国生産性本部は管理法人として四国全域のプログラムマネジメントを行っていますが、このほかに関係機関を統一とする「プロジェクト推進委員会」を開催し、本事業の普及・広報活動、各地域へのサポートを行っています。


また全体の連携を図りつつ、各大学での自主性を重んじたプログラムとなっており、各地域におけるより細やかな連携が図られています。


核になる事業は日本語教育・日本ビジネスマナー研修・インターンシップ・就職支援が主な柱になりますが、それぞれの事業において四国全体で情報を共有し、よりよい支援体制・支援プログラムを構築しようと取り組んでおります。


また、学生の日本語学習の進度や指導状況を成長カルテに記録したり、あるいは留学生の就職活動に必要な求人情報をデータベース化して四国全体で共有することで、留学生に細やかな目配り・気配りができるようになりました。

「お遍路接待ワークショップ」などユニークなカリキュラムを実施

日本語学習では共通カリキュラムマネジメントセンターの教材をカスタマイズして使用し、全ての参加大学で漢字圏出身者と非漢字圏出身者を別のクラスに分けて日本語のレベルに応じた講義を行っています。また、チューターによる1対1の学習補助なども大きな成果を挙げております。これは学生が運営する留学生支援団体が行っており、登録している学生の中から10名を選抜してチューターとして支援にあたっています。


日本ビジネス教育では座学での講義とともに、会社見学や工場見学なども積極的に行っています。


加えて、四国ならではの取り組みとして、「四国遍路接待ワークショップ」を行いました。これはお遍路を巡礼する方への「おもてなし」の文化が息づく四国で、お接待を通じて細やかな心配りや相手への気遣いの大切さを留学生に理解してもらうことをねらいとしています。このあとにはお寺の住職から「空海も留学生として中国にわたり、人々から異国の文化を惜しみなく分けてもらって日本に持ち帰りました。今の皆さんと同じです」と講話をしていただいたところ、ほとんどの参加者は「ぜひ母国との架け橋になりたい」という気持ちが高まったようです。

四国と留学生を結ぶパイプ作りに注力しています

留学生を就職につなげるには、より多くの求人情報の確保が必要です。しかし、四国の産業構造や規模から、国際化に前向きな企業であっても定期的な採用は期待できないのが現状です。そこで、地理的な利便性も高く、人情に厚い土地柄の中で育った留学生を多方面に輩出し、留学生と四国を結ぶ太いパイプ作り、更に四国と留学生を繋いだネットワークを維持する仕組みを構築するのが目標であり、セミナーや企業への訪問を通じて、その成果があがっています。

力強い地域のネットワークを活用

インターンシップ・就職支援事業については、各大学に1~3名のキャリアコンサルタントを配置して、留学生のフォローアップからインターンシップの受け入れ先、留学生の採用を検討している企業の発掘に当たっています。


発掘に当たっては、大学と共同研究をしている地元企業のネットワークや、海外に拠点がある企業を中心に対象を拡大し、さらに実際に1社1社訪問し、受け入れの感触を確かめながら開拓をしています。


また四国生産性本部が持つ四国全域を網羅するネットワークも活かしてアンケート調査を実施しました。こうした動きの中で、四国全域における企業ニーズの把握やインターンシップ、就職支援事業の周知を行い、留学生に対する就職の支援を確実にバックアップしていきます。

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