沖縄地域

ネイティブレベルを目指す日本語学習

「沖縄振興に貢献する産学連携留学生育成プログラム」では、ネイティブレベルを目指す高度な日本語能力養成と、実際のビジネスの場で即活用できるコミュニケーション訓練等を通し、沖縄の企業に向けて高度外国人材を輩出することを目標としています。


平成19年度は、授業の開始に先立ってプレースメントテストを実施し、日本語能力試験1~2級の上位レベルの学生には、「プロジェクトワーククラス」として共通カリキュラムマネージメントセンターが開発した教材を使いながら、企業の人事担当者の講義や学生によるプレゼンテーションをして更なる語学力の向上を図っています。一方、2級に満たない学生の為には「ビジネス会話クラス」として、独自のカリキュラムを作成しました。この内容は挨拶や電話応対といった基礎の日本語活用訓練と、企業訪問などの実際のビジネスの場を想定したテーマを集めた、より実践的なビジネス日本語の教科書を使って授業を行いました。

実戦に即したビジネス研修

日本ビジネス教育は企業向けに研修などを行っている外部の講師を招いて、日本と諸外国の産業構造の違いを理解できるような講義を行っています。大手商社の経営企画室長の講義による日本の会社経営の基本的な成り立ちを理解する講義や、流通・マーケットの仕組み、さらに日本と外国の不動産賃貸経営の比較など、テーマは多岐にわたります。


ビジネスマナー研修は、大学の春休みを利用した5日間の集中講義を行って、就職活動への取り組み意欲を高めています。集中講義前半では、総合的な社会的知性を高めるためのEQセミナーを実施し、対人関係能力や自己実現能力の向上を図ります。後半は“ビジネスにおけるコミュニケーション”に焦点を当てて、自己紹介の仕方、発声練習、電話応対等を研修し、さまざまな角度から日本のビジネスシーンへアプローチするような計画を立てました。

体で学ぶ日本の職場

インターンシップは、事前研修でコミュニケーション研修・コンピュータ研修・ビジネスマナー研修などを行い、インターンシップに臨みました。


受け入れ先企業の獲得については、郵送・FAXによるアンケート調査を行い、受け入れ可否の回答を得ます。その結果により留学生の希望職種とのマッチングを行い、10社が受け入れるという成果に結びつけることが出来ました。


受け入れ先の企業種別は、沖縄の特色を反映して、ITや製造・観光産業が目立っています。加えて今年度の最大の成果は、インターンシップ体験企業への就職という形に結びついた事例が出たことです。

就職を目指して

プログラムのボトルネックは、1. 就職支援 2. 留学生の個人サポート 3. 就職活動の開始時期にあるといえます。中でも就職支援は留学生のキャリア形成に直接関わっているところだけに一番のネックといえるでしょう。運営サイドとしては、留学生に「就職」に向けた動機付けをしっかり行い、インターンシップ先で高い評価を得ることが成果に結びつくと考えています。参加学生にはまず個人面談・研修で自己理解を深め、インターンシップで得られた課題の解決、自分のキャリアデザイン・キャリアビジョンを具体的に描けるようになってもらい、エントリーシートの作成や面接など就職活動を本格化してほしいと考えています。

※上記の内容は全て平成20年7月取材時点のものです。

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