国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学

日本を好きになる。日本の文化と産業を理解する。
人間力、コミュニケーション力、技術力に卓越する人材を育成したい。

国際的に競争力を持ち、我が国の製造業の競争力の根幹を支えている組込みシステム産業の高度化、並びに高度専門人材の育成・確保に向け、本プログラムでは、プロジェクト参加企業と連携して、将来、高信頼組込みシステム開発に携わる高度専門技術者となり得る「組込みシステム分野の基盤的人材」の育成を図ります。


受入留学生は、主にベトナム、タイ、中国、韓国等から情報科学分野の優秀な留学生を積極的に受け入れています。


また、北陸地域の企業を中心としたコンソーシアム体制を構築して、「高度専門技術者の育成が可能な教育体制の確立」、「北陸地域の組込みシステム人材の高度化への貢献」、「競争力の高い開発力・品質保証力の向上と普及」を目指し、産学連携教育プログラムを開発しています。


北陸先端科学技術大学院大学での教育プログラムの特色は、企業実務に繋がるPBL演習方式講義及びこれらの講義と連携したインターンシップ、北陸地域の文化やビジネス商慣習を学ぶ「いしかわを学ぶ講座」などを開講しています。また、就業時に必要な高度なコミュニケーション力を養成するためのビジネス日本語教育に加え、日本語の専門用語等の修得を支援する講義理解支援システムを活用した教育を行っています。

座学中心で知識を伝える各種講義と、
実務的なインターンシップ等との橋渡し的な役割を担うPBL演習教育

北陸先端科学技術大学院大学では、平成19年9月に信頼性の高い組込みシステムの開発・検証技術にかかわる教育と研究を推進するため、「高信頼組込みシステム教育研究センター」を設置しました。本センターでは、先端分野の組込みソフトの研究・開発だけではなく、組込みシステム人材育成のプログラム提供等を行い、組込みシステム技術分野の専門家と研究者の養成を推進しています。


これらのリソースを活用した組込み分野の先端的教育研究環境を通じた知識獲得に加え、本事業では、実際の問題や実社会で発生している問題にグループで取り組む問題設定解決型学習法であるPBL方式の講義を開講しています。この講義では、問題解決能力の育成、ソフトウェアの作り方を考えさせる教育を行い、企業と大学の双方の観点からの指導を通じた教育的効果を期待しています。特に、この講義で学生が取り組む課題は、プロジェクト参加企業のご協力を得て、各企業の製品開発上の課題が提供されています。各企業の製品開発上の課題やポイントを学び、技術能力を備えコミュニケーション能力に優れた人材の育成を図ります。


また、第1次インターンシップを実施しました。留学生達は、製品開発の現場等の見学や技術者との交流を通じて、各企業の業務や製品開発上の課題といった「企業の現場を知る」ことができました。第1次インターンシップ及びPBL演習教育での教育効果が、企業での実務を経験する第2次インターンシップと繋がり、実践力のある技術者として輩出することと期待しています。

人間力、コミュニケーション力の養成に向けて

日本企業での就業に必要な人間力、コミュニケーション力の基礎となる日本語及びビジネス日本語を重点的に養成します。日本語講師によるビジネス場面のロールプレイを活用した実践的なコミュニケーション力を養成し、修了時までに日本語能力試験1級以上を目標にしています。


また、専門技術者に必要な専門用語を理解するため、講義理解支援システムを活用します。当該システムは、学内で研究用途として開発し、映像やテキストが一体化した辞書機能が付随するシステムです。各企業の製品や業務内容等を各プロジェクト参加企業の講師が行う「製品開発講座」やPBL演習講義資料の映像やテキストを当該システムに取り込み、自主学習として活用するだけではなく、日本語講師が読み方、聞き取り、専門用語の理解サポートを行い、さらには、把握した内容の発表・レポート作成を課題として、更なる理解を深めます。


このシステムを活用することで、留学生達が理解することが困難な企業独自の専門用語や言い回しなどを「読む」、「聞く」といった反復練習が可能となり、コミュニケーション力を高めることが可能になります。

日本の文化と産業を理解するために

日本、特に北陸地域で活躍する専門技術者の育成を目指し、日本語及びビジネス日本語教育に加え、日本(北陸)の文化と産業を理解し、日本(北陸)を好きになるために「いしかわを学ぶ講座」を開講しています。


留学生は、自然の豊かさや伝統が息づく日本(北陸)の文化・風習の体験を通じて、日本での長期的な就業意識を醸成します。また、企業人との交流や日本のモノづくり現場の見学等を体験させて、特色ある組込みソフトウェア業界の理解促進にも繋げていきます。

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